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その都度発酵菌を買わなくても出来る   (2000年2月10日)

 生ゴミを発酵させる場合に、菌を使うことが当たり前のようになっていたのであるが、長くやっていると特別に菌を使わなくても良いように思えてきた。
 それでもうまく発酵するように、山から菌を取ってきて米糠で培養して使っているのである。
 去年ある会社から買ったZ菌は、匂いも手触りも出来が悪いように見えたのであるが、それが何時の間にか白や青のかびが生えて固まってしまった。
 高価な菌であるから勿体なくて、先日米糠と糖蜜で培養することにした。ところが何日たっても温度が上がってこない。発酵中の堆肥を混ぜてみてもやはり駄目であった。
 多分かびの菌が沢山はびこって、高温菌が立ち上がれないのであろう。かびの菌が少なければ、高温菌が活躍してどんどん温度が上がって、高温菌の世界になってしまうのであろうが、気温も低くて高温菌が活躍する条件が極めて悪い。
 1ヶ月経ってから二次発酵している堆肥のなかに混ぜてみたら、翌日には70度位になった。高温菌の条件が整ってかび菌をおさえて活躍しだしたらしい。

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おがくずがたくさん入荷した   (2000年2月2日)

 前におがくずをお世話になっていた今井さんが一旦製材を止めたので、9月から南林業へおがくずを貰いに行っていたのである。ところがその後今井さんが小規模に製材所を始めたらしくて、おがくずが余って困っているから取りに来てくれないか、と岡崎さんからの伝言があって行ってみた。
 前と違っておがくずの倉庫も半分くらいの広さで、そこからおがくずが溢れている。倉庫入り口が小さいから積み出すのに大変である。
 一旦リフトに積んでそれをトラックに上げてもらうという、作業をしなければならないのである。
 2回目はトラックを直接おがくずの倉庫に着けて、おがくずの上にあがってトラックに積むようにした。1人だから時間がかかるけれども、作業は案外に楽である。
 28日と31日の2回運んで倉庫が半分くらいになったから、毎週2回運べる量があるかどうか分からない。今週もお世話になってみれば凡その見当がつくと思う。
 さて現在お世話になっている南林業のおがくずをどうするか、一寸困った。
 取り敢えず常田さんのところへ運ぶことにした。ここを断ってしまえば、今井さんのおがくずで間に合わないときは仕事が止まってしまうことになる。
 暫らくは私の所は今井さんから運んできたおがくずを使い、南林業のおがくずは常田さんに使ってもらうようにした。ところがおがくず運びが大変である。
 南林業の方は土曜日の午後に、倅にも手伝ってもらって2回運ぶことが出来る。けれども今井さんの工場は平賀だから、1日に1回しか運ぶことが出来ない、それに手伝いをする人がいないから1人で運ばなければならない。
 1週間に3日もおがくず運びをしなければならないことになると、米糠や籾穀運びはどうしても2人でやらなければならないから、なかなか都合がつかないことになってくる。

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なかなか日が長くならない   (2000年1月25日)

 冬至が過ぎて1ヶ月近くなっても、朝はやっぱり暗い。ラジオのアナウンサーが冬至が過ぎたから、明日から少しづつ日の出が早くなり日の入りが遅くなるという放送をしたら、沢山の投書が届いたという。
 日の出は1月25日から少しづつ早くなるのだというのである。そう言われてみれば、冬至過ぎても夜明けは一向に早くならないもどかしさがあった。それにしても今日から少しづつ日の出が早くなるというから、気持ちだけでも楽になる。

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トキワ養鶏と生ゴミ肥料を使った餌   (2000年1月15日)

 常盤農協の古川さんがトキワ養鶏の石沢さんを連れて訪ねてきた。
 以前からトキワ養鶏ではBMWという醗酵菌をつかって鶏糞を醗酵処理しているという話だけは聞いていた。
 それがどんな施設であるのか、詳しいことは全く分からない。大手の養鶏所では夫々に施設を作って鶏糞の処理をしているらしいが、それは長いレーンで攪拌しながら送り込んでいく方式のようである。
 トキワ養鶏は規模が大きいから、出来る堆肥も相当な量であるらしいが、有機栽培をすすめている常盤村のことだから、それでも足りないようである。
 常盤農協では有機肥料の醗酵装置を持っていて、有機肥料を作って農家に提供しているのだが、材料を全部購入するためにコストが高くついて思うように有機栽培が進んでいない状況のようである。
 そこで古川さんはトキワ養鶏の施設を使って生ゴミ堆肥も作ってもらいたいと考えたようである。
 石沢さんは私の施設に大変興味があるらしく、醗酵機のことやら醗酵餌を鶏舎へ運ぶ方法やら切り返しのことやら、さすが専門家らしく訪ねるのである。
 積んである堆肥を手ですくってみて、このまま堆肥にするのは勿体ないから、水分調節剤として生ゴミと一緒に醗酵機に入れたほうが良いと言う。
 そうすれば餌としての効率がすごく良くなるはずだというのである。彼が作っている鶏糞堆肥に比べたら私の堆肥はそんな感じがする手触りであろう。
 私も充分納得できる話であるが、堆肥は堆肥として使わなければならないから、そんなこともしておれないのである。
 何10万羽という養鶏家が、「卵や鶏が多ければ良いというものではない、私は質の良い卵を作りたいのだ。それにはこの方法が一番良いと思う。」と前から考えて醗酵機の事もいろいろ調べていたような話を始めたのである。
 養鶏家がこんな事を考えていたら潰れてしまうのではないかと思う夢のような話である。でもこんなことが大変大事な事なのである。私の卵を手にとってみて、こんな卵を作ってみたいのだというのである。
 卵の専門家だから、多分モチワラかお世辞なんだろうと思うけれども、このような醗酵機を2台も用意して1万羽位直ぐにでもやってみたいという話を聞くと本気なんだろうと思える。とにかく愉快な訪問者であった。

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トキワ養鶏と生ゴミ肥料を使った餌   (2000年1月15日)

 常盤農協の古川さんがトキワ養鶏の石沢さんを連れて訪ねてきた。
 以前からトキワ養鶏ではBMWという醗酵菌をつかって鶏糞を醗酵処理しているという話だけは聞いていた。
 それがどんな施設であるのか、詳しいことは全く分からない。大手の養鶏所では夫々に施設を作って鶏糞の処理をしているらしいが、それは長いレーンで攪拌しながら送り込んでいく方式のようである。
 トキワ養鶏は規模が大きいから、出来る堆肥も相当な量であるらしいが、有機栽培をすすめている常盤村のことだから、それでも足りないようである。
 常盤農協では有機肥料の醗酵装置を持っていて、有機肥料を作って農家に提供しているのだが、材料を全部購入するためにコストが高くついて思うように有機栽培が進んでいない状況のようである。
 そこで古川さんはトキワ養鶏の施設を使って生ゴミ堆肥も作ってもらいたいと考えたようである。
 石沢さんは私の施設に大変興味があるらしく、醗酵機のことやら醗酵餌を鶏舎へ運ぶ方法やら切り返しのことやら、さすが専門家らしく訪ねるのである。
 積んである堆肥を手ですくってみて、このまま堆肥にするのは勿体ないから、水分調節剤として生ゴミと一緒に醗酵機に入れたほうが良いと言う。
 そうすれば餌としての効率がすごく良くなるはずだというのである。彼が作っている鶏糞堆肥に比べたら私の堆肥はそんな感じがする手触りであろう。
 私も充分納得できる話であるが、堆肥は堆肥として使わなければならないから、そんなこともしておれないのである。
 何10万羽という養鶏家が、「卵や鶏が多ければ良いというものではない、私は質の良い卵を作りたいのだ。それにはこの方法が一番良いと思う。」と前から考えて醗酵機の事もいろいろ調べていたような話を始めたのである。
 養鶏家がこんな事を考えていたら潰れてしまうのではないかと思う夢のような話である。でもこんなことが大変大事な事なのである。私の卵を手にとってみて、こんな卵を作ってみたいのだというのである。
 卵の専門家だから、多分モチワラかお世辞なんだろうと思うけれども、このような醗酵機を2台も用意して1万羽位直ぐにでもやってみたいという話を聞くと本気なんだろうと思える。とにかく愉快な訪問者であった。

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運転免許の更新で高齢者講習を受ける   (2000年1月12日)

 今年は誕生日の3月12日に免許更新しなければならない。それに先立って公安委員会から高齢者講習通知書なるものが届いた。
 「この講習を受けない場合は、免許証の更新はできないこととなります」といささか脅迫めいた文書である。早速教習所に電話したら、丁度1名分空いているという。
 会場に行ってみたら、75才以上の人が6名居て、それぞれに毎日畑仕事に出掛けているというから感覚も割に老けていないようである。
 始めは高齢者の運転について気をつけなければならないことをビデオを見ながら話を聞く。次はテレビゲームみたいなもので、反応の速さのテストである。これは実際よりテレビゲームみたいなもので練習したはうが良いようである。
 次は運転の実習である。教習所のコースを2周するのであるが、いろいろなものが込み入って置かれてあることと、乗用車の運転では些か神経を使いすぎる。
 とにかくこれで6300円も取られるのだから、何か無駄遣いをしたようで仕方がない。いくらか違反をしないで罰金を取られるより増しなのかも知れない。

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地球温暖化と暖冬異変について思う   (2000年1月9日)

 去年はやたらに寒い日が続いて雪もたくさん降ったから、地球温暖化なんて考えも及ばなかったのであるが、今年は馬鹿に暖かくて雪も殆ど降らない季節はずれの陽気が続いている。
 7日は雨が降って田圃の雪も消えてしまった、こんな年は余り記憶にない。気温が高いせいもあって濡れ雪が多いから、除雪機は殆ど使えない。
 近ごろは寒さも零度以上だから、ゴミが容器に凍り付いて取れにくいということがない。このまま冬を越すわけではなかろうが、全く有り難いことである。
 運搬車は中古ばかり探すから、ろくな機械に巡り合わない。エンジンが駄目だったりキャタピラが切れ易かったり、いろんなトラブルが起きるのである。
 今回の運搬車は2万5千円と格別安いだけあって、エンジンの調子は悪いしキャタピラが早々に切れて使いものにならない。新品で買えば30万円もするから、どうしても中古ということになるが、悪い機械に当たると災難である。
 キャタピラを取り替えると10万円もするから、度々こんなことが起こるようだと新品を買ったほうが良いと思うことがある。
 6日に頼んでおいたキャタピラが届いたので、中断していた堆肥の運搬を再開して、第一鶏舎の奥を今日終えることが出来た。明日から第二鶏舎の前の堆肥を運ぶことになるが、大分遅れてしまった。
 倅も私の手伝いだけでは生活費が足りないので、朝8時ごろ切り上げてお金をもらえる仕事に就くことになった。だから今までのように堆肥運びをゆっくりやっているわけにいかなくなったのである。

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とうとう西暦2000年を迎えた   (2000年1月3日)

 暮れも正月も休むわけではないから何時もと変わった感じはない。それどころか店の生ゴミや旅館のゴミが普段より多いので忙しさも格別である。
  更には暮れのうちにやっておかなければならないことがあって、一日中作業に追われる日が続いた。
 28日は薫炭をつくる籾殻を運んだ。大きな袋に一杯詰めてトラックに積み上げてくるのである。そんなに重いものではないが、持ちにくくてトラックに積み上げるのが容易でない。
 袋詰めは細かいゴミを吸い込み咽喉にからんで苦しい。倅と私の車に積めるだけ積んで1回運べばもう薄暗くなってしまう。これで2週間位薫炭作りが出来そうである。
 29日は米糠運びをする。これも袋詰めをして車に一杯積んでくるのである。大きい精米機の方は糠が一杯詰まっていてシャッターが開かない。コイン精米の方だけでも2台の車に一杯積むだけの量である。これは1ヶ月位使う量がある。
 30日はおがくず運びである。これは上の方からトラックへ直接落としてくるから積む作業は殆どない。作業場へ運んで降ろして、又積みに出掛ける。これは2度往復して1週間分の量になる。
 3日間で作業の材料がそろい正月早々心配することはない。幸い良い天気に恵まれて作業は順調に進めることが出来た。去年はもう雪で苦労したが、今年は雪が少なく気温もそんなに厳しくなくて楽である。

 昔は年越しに一杯ご馳走を食べて、年令が一つ増えることを味わったものだが今はそんなことをしないで年越しそばで終わりである。元日はお雑煮だからもっと簡単である。2000年問題も困った事が起こらずに済んだ。

 「県民だより」1月号に知事への提言という欄があったので、こちらへも生ゴミリサイクルの話しをはがきで出した。内容は次の通りである。
 家庭や食品店。スーパーから出る生ゴミ、病院・学校等の給食の残飯・食品加工業から出る生ゴミは発酵させて家畜の餌にする事が出来るし、更に熟成させると比類のない堆肥になる貴重な資源です。それを焼却すると燃費がかさむしダイオキシンが発生し、焼却灰を大量に出すことになります。
 土を大事にしない農業で、りんご・野菜。米の味が悪くなり、病虫害が増えて農薬も追い付かない状態です。私達の健康もおかされてきているのです。堆肥を使って土の自然を取り戻し、健康に良い美味しい作物を育てる農業にすべきです。りんご王国を復興するためにも、生ゴミリサイクル施設を作って堆肥を生産しなければなりません。焼却釜のあるところに並行してプラントを建設するよう、県が市町村を指導して下さい。
 以上。

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拝啓 黒石市長鳴海広道様へ   (1999年12月28日)

 生ゴミはゴミの中でも格別厄介者です。生ゴミを燃えるゴミとして袋に詰めて集積場へ出すと、カラスやネコ・ネズミが袋を破って食い散らかす。街のなかにやたらとカラスが集まるようになったのは、こうしたゴミの出し方をするようになってからです。
 又、生ゴミからは臭い汚水がにじみ出てきます。ゴミ集めの人達がいやな思いをしています。臭い汚水がゴミ車から漏れて道路を汚し悪臭を撒き散らします。
 焼却釜へ入れても、水分が多いために油を沢山使わなければ燃えません。そのために経費がかかる上にダイオキシン発生の原因ともなり、焼却灰も多く出ることになります。
 この厄介者の生ゴミが、うまく処理すれば家畜の飼料となり優れた堆肥にもなる貴重な資源であり、焼却して無駄に捨ててはいけないものであることを聞きました。以来10年間、私は生ゴミを資源として生かすぺく取り組んでまいりました。
 生ゴミが悪臭や汚水を出さないで飼料や堆肥にするためには、いろいろな菌の働きで発酵させなければなりません。醗酵菌は生ゴミと適当な水分と酸素があれば、季節に関係なく活動します。水分は多過ぎても少な過ぎてもいけません。
 又、酸素の補給が充分でないと醗酵は止まってしまいます。生ゴミは発酵を続けて熟成しないと、良い堆肥になりません。
 生ゴミリサイクルには施設があっても、ある程度の技術と体験がなければうまくいきません。
 12月1日の中央新聞に「生ゴミ・残飯にリサイクル義務」と一面にトップで出ていました。これは対象が大手ですから、私達には直接関係がないようですが、ゴミ問題で行政も手を焼いている一つの表れだと思います。
 時を同じくして「市報くろいし」に女性模擬議会でゴミリサイクル施設の建設に対する市長さんの答弁は、「市として建設する予定はない」となっていました。
 私は前に津川さんと二人で市長さんにお会いして、ゴミのリサイクルについてお話申し上げたことが、全く念頭になかったようで些か侘びしい気持ちになりました。
 私は生ゴミリサイクル運動を続けてきて、その重要性をだんだん強く感じるようになりました。
 嫌われものの生ゴミもうまく処理すれば、安全な家畜の飼料にもなり比類のない優れた堆肥になります。それを沢山の燃費をかけて、しかもダイオキシンの発生や大量の焼却灰を残すことは重大な環境問題です。その対策としてもっと効率の良い焼却釜を設置しなければならないとか、新たにゴミ捨て場を作らなければならない等の問題を抱えていると聞いています。
 一方農業問題では長年化学肥料と大量の農薬を使いつづけて、自然環境を破壊してまいりました。、農業の基本とも言える土を作ることをやらないために、りんごの味が落ちてきたばかりでなく、モンパ病やフラン病が多発しこのままではりんごの木までが絶滅しかねません。少し手遅れではありますが今からでも良い堆肥を使って土の自然を取り戻さなければならないと思います。りんご王国津軽を復興させる手立てはこれしかないのです。
 米や野菜も同様で、堆肥を使い土の自然を回復させないと健康に良い美味しい作物は出来るはずが無いのです。農業試験場や農業改良普及センターなどは、化学肥料や農薬を使わずに安全で美味しい作物を作ろうなどとは言えないのだそうです。
 農協も又同じ状態です。今決心して有機無農薬に踏み切らないと、農業が出来なくなったり人間の健康が益々侵されたり大変な事態になるような気がするのです。
 そのためにも優れた堆肥になる資源をただ焼却して捨てないで、リサイクルしなければならないのです。
 私達はこれまで病院の残飯、スーパーの生ゴミ、落合・板留の旅館一般家庭と約50軒の協力を得て生ゴミの分別収集をしてきました。
 それを発酵させて鶏をかい、切り返しを繰り返して一年掛けて堆肥に仕上げるのです。更にその堆肥を使って野菜作りをして、有機無農薬の可能性を実験してまいりました。
 近年稲作とりんごについても試験を始めたところです。幾らかの家庭菜園や農家でも試して頂いて、効果については既に定評のあるところです。
 私が毎日集める生ゴミは約1トンですから、黒石市全体から出る生ゴミの20分の1位になっているでしょうか、僅かですが焼却場の負担を軽くしているのではないかと思っております。焼却釜には産業廃棄物の生ゴミもドサッと入るとすれば、これくらいのお手伝いではどうにもならないかも知れませんが、ゴミ問題は市民一人一人の理解と協力が必要であることは言うまでもありません。
 家庭から出る生ゴミ、商店や食品加工業から出る生ゴミ、病院・旅館・食堂から出る残飯等を無駄なくリサイクルすれば、ゴミ焼却場の負担も軽くなるしダイオキシンの心配も減ることになる。その上焼却灰も少なくなるのだから、ゴミ捨て場の寿命も幾らか伸びる訳です。生ゴミが多く出る業者や施設では大変困っているのです。ゴミ公害を解消するためにも、生ゴミリサイクルは黒石市や付近町村にとって極めて急を要する課題であると思うのです。
 更にこの生ゴミリサイクルの結果は優れた堆肥に生まれ変わり、それを土に返して今まで破壊してきた自然をよみがえらせて、美味しくて健康に良い野菜や果物が生産出来るとなれば、これは何としても実現しなければならないことでしょう。りんご王国再建の為にも取り組まねばならないことです。
 こんなわけで生ゴミリサイクルの必要性は充分ご理解頂けると思いますが、私は今まで分別収集に協力して下さった人達の活動が、そのまま全体に広がっていくようになって欲しいと思っているのです。そこで現在の焼却場とタイアップして生ゴミリサイクルの施設を作って欲しいのです、公共事業として。
 ところが黒石市は赤字財政だそうですから、市長さんにお願いすることも出来ず、自分たちの力で何とか出来ないものかと考え、市役所に相談に行きました。
 農林課の指導で「有機性資源循環利用システム確立事業」の補助申請の為に有限会社を作りました。
 次に施設を作る用地を考えました。多少の悪臭が生活の邪魔にならない場所で、有機の里として地域起こしに役立つような場所を選びました。
 大川原の手前の2町8反歩ばかりの土地です。田圃は農地法等の関係で農地として利用しなければならないこともあって、幾らか整地して畑にします。
 この費用が約2000万円位です。そこでこれは我々の力では最初から無理であることを知りました。
 肝腎の生ゴミ醗酵施設ですが、1日20トンの生ゴミを処理するとなれば、施設・工事費全体で1億5000万円位かかることになります。これは国庫補助が半額あるそうですが、私達が小さな会社を作ってやれるようなものではありません。
 私は前の市長にもこの生ゴミ処理について手紙を書きましたが全然分かってもらえませんでした。然し貴殿は農業に深い関わりを持っておられるから、問題の重要性がご理解頂けると信じています。
 黒石市は他の市並みに図書館も必要でしょう、然しこれまでの観光リゾート施設の投資のツケが余りにも大きくて、市民の願いが実現できない状態です。
 ゴミ処理は観光と違って生活と産業の向上がかかっています。赤字が膨らんで行くようなものではなく、充分採算がとれるような施設だと思います。
 例としては山形県長井市のレインボープランがよく報道されています。ここでは黒石市を中心にしてゴミ焼却に加わっている町村が力を合わせて、早々に良い施設を作って欲しいと思います。
 黒石市の将来を考えると、赤字財政を建てなおすことが緊急重要課題ではありますが、ただじっと耐えているだけと言うわけにもいかないでしょう。ゴミ処理に万全を期し快適な生活環境を築き、合わせて農業の振興を計る積極的な対策も考えていかねばならないことだと思います。
 生ゴミリサイクル運動 斎藤重学・津川正俊

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悪臭の苦情で市役所職員がやってきた   (1999年11月25日)

 朝の9時頃「環境衛生課の者です」と二人の市役所職員がやってきた。中野地区の人から「臭いが悪いから何とかしてくれ」と電話があったのでやってきたとのこと。
 10年も前から我慢していたものであろうか、それとも最近感じたことであろうか、本人が来てくれて「この臭いだ」と言ってくれれば何とか対処も出来るかも知れないが、困ったことになったものである。
 何れにしてもいやだと思った臭いは、簡単になくなる訳がないだろうから、そろそろ此処も切り上げなければならないと思う。
 生ゴミ公害の一つに悪臭が上げられるが、それをなくする為にもこうしたリサイクルが重要だったのだが、もうそんなことを言っても通用するはずがない。
 私も初めは中野地区を巻き込んだ運動にしなければならないと思ったのだが、何年続けられるか分からないからそのままにしておいたのがいけなかった。
 とにかくどんな状態なのか聞いてきて欲しいと言ったら、二人は出ていって間もなく帰ってきた。
 「鶏の餌を煮ているような臭いだ。朝飯を食うときに匂うので嫌だから、餌を煮る時間をずらして欲しい」と言っていたという。鶏の餌を煮るということは聞いたことがないけれども、おそらく残飯を煮ているような臭いがするのであろう。
 風も大抵は山に向かって吹いているが、朝方山から里へ流れる風があってそんな時に匂うのであろう。自分では人様が嫌がるような臭いは出していないと思ってきたのであるが、誰でも他人の事は余計に気になるもののようである。
 今直ぐ止めるわけにいかないが、暫らく注意をして続けさせてもらうしかあるまい。
 最近りんごの絞り粕が沢山持ち込まれて、それをどう処理したらよいか実験中である。ジュースを作る業者は絞り粕を捨てる場所がなくて困っているそうである。
 ほったらかしておくと随分悪臭を出すと言っていたけど、量が多いと私の醗酵機に入れる訳にいかない。それで作業場の前に広げて水分調節におがくずや出来た堆肥や米糠等を混ぜて掻回していたのである。
 ところが次々に水が出てきてドロドロになってしまう。こうなるとやはり醗酵が進まないで悪臭が出るのである。もっとおがくずなどの水分調節剤を入れなければならないようであるが、それに関わっている時間がなくて大きなシートを買ってきて被せておいたのである。
 おそらくこの臭いが中野へ流れていったのではないかと思っているのである。市役所の職員にこれはどうだと言って、臭いを嗅いでもらったら「これだばりんごのかまりで、そんなに悪いものでない」と言うのである。
 私の所は鼻を摘むような臭いはしないはずであるが、毎日生ゴミを扱っているのだから全く無臭という訳にもいかない。いろいろな臭いがするけれども、長続きはしていないようである。
 大変お手数を掛けましたが、また苦情があったら出掛けてきて話を聞かせてください。といって帰ってもらった。

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中野もみじ山から作業場に掛けて見事な紅葉   (1999年11月9日)

 私が容器を洗う流しの右手に見える山は、名にし負う紅葉の名所中野山の続きで、この辺まで紅葉が続いているのである。
 此処は断崖絶壁になっていて、植林も出来ないから自然に生えた楓や山桜等が急斜面にへばりついて生えている。
 むきだしになった白い岩肌と、春は新緑に山桜、秋は紅葉のコントラストがとても美しいのである。
 ところが規模も大きくないし、眺める場所も整っていないので見て楽しんでいる人は殆どいない。申し訳ないけど私一人が絶景を楽しむ贅沢な場所なのである。
 花の命は短くて、秋の紅葉も束の間のけんを競って間もなく終わる。11月に入ると黒ずんで山の上の方から葉が落ち始める。この頃に、里の紅葉が最後を飾るのである。
 ホテルちとせ屋と板留の富士見館の紅葉が特に美しい。この紅葉が終わる頃には寒い冬を迎えるのである。
 11月に入ってから良いお天気が続いて、りんごの収穫も順調に進んでいるようである。私の所も米糠運びをしたり、注文の堆肥を配達するのに随分助かっている。ただりんごの粕の醗酵が思うように進まないで困っている。

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中野もみじ山から作業場に掛けて見事な紅葉   (1999年11月9日)

 私が容器を洗う流しの右手に見える山は、名にし負う紅葉の名所中野山の続きで、この辺まで紅葉が続いているのである。
 此処は断崖絶壁になっていて、植林も出来ないから自然に生えた楓や山桜等が急斜面にへばりついて生えている。
 むきだしになった白い岩肌と、春は新緑に山桜、秋は紅葉のコントラストがとても美しいのである。
 ところが規模も大きくないし、眺める場所も整っていないので見て楽しんでいる人は殆どいない。申し訳ないけど私一人が絶景を楽しむ贅沢な場所なのである。
 花の命は短くて、秋の紅葉も束の間のけんを競って間もなく終わる。11月に入ると黒ずんで山の上の方から葉が落ち始める。この頃に、里の紅葉が最後を飾るのである。
 ホテルちとせ屋と板留の富士見館の紅葉が特に美しい。この紅葉が終わる頃には寒い冬を迎えるのである。
 11月に入ってから良いお天気が続いて、りんごの収穫も順調に進んでいるようである。私の所も米糠運びをしたり、注文の堆肥を配達するのに随分助かっている。ただりんごの粕の醗酵が思うように進まないで困っている。

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今年の鶏が卵を産み始める   (1999年10月29日)

 5月31日に買い入れた雛は60日雛だから4月1日に孵化したことになる。
 クロスブラウン100羽にロード50羽である。20羽位は死んだり卵を産めないようなカチケだ鶏もいるが、10月に入ってぼつぼつ卵を産み始めてきた。
 養鶏場で卵専用の餌を与えれば、6ヶ月目に卵を生み出すのだそうだが、私の所は1ヶ月遅れである。
 発酵して消化吸収の良い餌で体力を貯えてきた鶏は、特に滋養に富んだ美味しい卵を産んでいるはずである。
 新しい鶏達は毛並みが良くて見事な育ち具合である。古い鶏はいくらか羽毛が抜けたり、目の輝きがなかったりして新しい鶏に比べれば見劣がするようである。
 10月も終わりになると卵の数も100くらい増えるようになった。9月頃までは卵が不足で、注文を断るのに困っていたが、今度は余って困るようになった。
 足りないときはしきりと注文していた所も、卵が余るほどできる近頃は注文がまるでこないのである。
 この機会にお世話になっている所や親戚に配って喜ばれるのも有り難いことで、鶏さんに感謝しなければならないことである。
 いよいよ多くなったら養老院へ持っていって、身寄りのないお年寄りに食べてもらうのである。
 大量生産の卵だと伝染病を予防するための抗生物質だの、卵を多く産ませるためのホルモン剤だのを餌に混ぜているという話を聞いたことがある。それが本当でないにしても、私のように発酵餌で放し飼いにしている所は余りないのではないか。
 こんな自然に近い状態の卵は、せめて育ち盛りの子供たちに食べさせて上げたいと思うものである。商売としては年間通して一定量の卵を産ませるようでないと成り立たないのである。

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田圃の草取り作業が大変   (1999年6月30日)

 学生の頃、田の草取りを手伝ったことがある。その頃は縦横手押しの草取り機をかけて、その後手で稲株の周りを掻き回して雑草を取り除くのである。しゃがみこんで畦から畦まで進むと、腰が痛くて暫らく畦に腹ばいになった記憶がある。
  今我が家の田圃もその草取りをする時期をを迎えた。去年は草取りが充分でなかった為に稗がやたらに生えて、稲刈までに種が全部こぼれてしまった。その種が見事に芽を出しているのである。
 さて倅が農家からもらってきた手押しの除草機をかけて、その後手で草取りを始めたのであるが、これは又とても普通の仕事ではない。第一、今の田圃がそんな作業をやるように出来てはいないのである。
 総て機械を使い除草剤を使って草取り等しなくても良いように出来ているのである。
 ・昔は型をおして苗を植えたから、縦も横も揃って除草機を縦横にかけることが出来たけれども、現在は田植え機だから縦は割に揃っていても横は除草機が入れる状態ではない。縦が揃っていると言っても、幾らか蛇行しているし機械の間は狭いところ広いところが入り交じって除草機が使えない所もあるのである。だから縦だけ除草機を使っても稲株も全部倒してしまう所が出てくるのである。そんな所は稲株を立てなおしたり、新しい苗を植え替えなければならない。
 ・さて手で草取りをするのであるが、一株跨いで右左三株の根元を掻き回して進むにも何せ百メートルの長丁場である。それに泥から足が抜けにくいので、靴が脱げないようにするためにゆっくりと力を入れて足を引き上げるのである。中腰で足伽をしたような状態で進むものだから、相当苛酷なトレーニングみたいなものである。急ぐわけにはいかないし、一回行ったら足腰が立たなくなってしまう。にもかかわらずこだわって古典的な草取りをするのは、除草剤を使わないで健康を守るためである。それに堆肥で土作りをして育った米は味が良いと思うのである。銘柄米は沢山あるけれども、化学肥料で育てた米は本当の味は出てこないと思うのである。自然の土の力で育ったものと化学肥料で育てたものでは、食物の生命力というか健康に及ぼす作用が全く違うと信ずるのである。こうした食物の善し悪しは波動で計れるそうだが、これは一般的に分かりにくいのでここまでこだわりを持つ人は殆ど居ないのでのではないだろうか。でもこの米を味わってみて、自然の素晴らしさを感じて欲しいものである。
 私は銘柄米にこだわるよりはその作り方に関心を持ってはしいと思っている。でもたった一枚の田圃の草取りに二週間も掛かるようでは、とても普及しないであろう。これからは雑草が生えないようにすることが課題である。そういう研究も無いわけではなく、雑誌などに載っているので倅もいろいろとやってみてはいるようだが、まだその成果は上がっていない。

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にぎやかな雛鶏の情況   (1999年6月14日)

 150羽の雛のうち50羽は第1鶏舎の親鶏と一緒にして、100羽は組み立て小屋の中に入れた。
 鶏舎の中に入れた50羽は、大人の鶏に追われながらも結構逃げ回って元気でいる。小屋の中の雛はやはり過密で2羽・3羽と圧死していく。
 それで70羽位鶏舎に入れて、小屋には上下各15羽位に減らしてしまった。
 鶏舎の中の雛達のなかには、大人の鶏に突かれて逃げ回り餌をとれない雛も居て、これらは中々大きくなれない。中にはゆったりと餌を食べている雛もあって、これらはどんどん大きくなっている。こんな状態だと成長が遅れて卵を産めない駄鶏が沢山出来る感じである。
 それに比べて小屋に入れている雛は、夫々に十分に餌を食べているから、どの雛も元気が良くて日増しに大きくなっているのが良く分かる。雛はこうして育てないといけないのだと思う。
 餌は市販の餌を、おからと米糠を混ぜて発酵させている中に混ぜて、いくらか発酵させて与えている。これだと糞もそれ程匂わないようである。
 第1鶏舎は雛が120羽位いるので、随分にぎやかになった。雛達は私が入っていくと、足元にまつわり着いてきて踏み潰しそうである。

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近くの山では筍取りの季節を迎えた   (1999年6月10日)

 5月中に終わらなければならなかった堆肥の搬出が、6月9日にようやく終える事が出来た。床が発酵している湯気と匂いに悩まされながらも、一段落した安心感が快い。
 この日は昼からおがくず運びである。風の向きが良くなくて、スコップでトラックに放り上げる度毎におがくずが全身に降り掛かってくる。
 堆肥の匂いがしみ着いている上に今度はおがくずまみれである。着の身着のままでシャワーでも浴びたい気持ちである。
 夕方温泉に浸かっておがくずも匂いも洗い流し、着替えをして生き返った気分になる。
 10日は堆肥の搬出もなくおがくずの運搬もない。昨日の忙しさに比べて全く仕事がない感じである。
 横になってぐったりしている所へ倅がやってきて、山へ筍取りに行かないかという。そういえば近ごろは暗いうちから筍取りの車が列をなして山へ向かって急いで行く。
 また落合・板留の家庭から出る生ゴミも筍の皮で一杯だし、店から出る売れ残りの筍もおびただしい。自分達も山から少し筍を頂いてきて、新鮮な筍を味わってみたいと思わないものでもない。
 車は殆ど葛川方面へ行っているから、沖湯へ行く。畑の録の日当たりの良いところを探して、一時間程で結構良い筍を収穫できた。
 武弥さんはもういないけど葛西さんに挨拶をして帰る。笹原を潜って歩くのは、昨日までの作業よりもきついようだ。40代の若者に肩を並べて動いていたら、70代の年寄はダウンしかねない。
 まだ明るい内に床に就いたが、目覚ましで起こされるまで寝た。

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